サイン表示板に直接印刷する方法には、主にUV印刷とシルクスクリーン印刷があります。
それぞれをご紹介したことはありましたが、今回はこの2種類を比較しながら違いをご紹介いたします。
目次
- UV印刷とシルク印刷の比較
- 製作工程の比較
- まとめ
1, UV印刷とシルク印刷の比較
UV印刷 | シルク印刷 | |
素 材 | 紫外線硬化型インキ | 油性インク |
取付可能場所 | 屋外× / 屋内◎ | 屋外△ / 屋内◎ |
納 期 | 1日〜 | 7日〜 |
耐 久 性 | 3〜5年 | 3〜5年 | 透 過 性 | 透過性あり 表示板の素材を生かした表現が可能 |
透過性なし インクの層が非常に暑いため下地が濃い色でもとても発色が良い |
製作工程 | 約5工程 | 約11工程 製版作業に手間がかかる |
乾燥時間 | 不要 UV光照射により瞬間的にインクを即硬化できる |
1日以上 インクに厚みがあるため時間をかけて乾燥する |
揮発性有機化合物 | 発生しない (環境に優しいエコ印刷) |
発生する |
細かい印刷 | 1mmの文字や細い線が可能 | 難易度が高い インクで潰れてしまいやすい |
グラデーション印刷 | 可能 | 不可能 1色につき1版いる為なじませることができない |
写真印刷 | 可能 見たまま印刷することができる |
不可能 |
複数枚同時印刷 | 可能 同じ厚みの表示板であれば可能 |
不可能 |
シンナーなど溶剤の使用 | 不使用 | 使用 版清掃時に必要 |
※現在フジタでは自社でシルク印刷を行っておりません。
どうしてもという場合はお受けできますが、納期がさらにかかる場合がございます。
詳しくはお問い合わせくださいませ。
2, 製作工程の比較
次にそれぞれの製作工程です。
上の表を見ると一目瞭然。工程の数が全く違います。
シルク印刷では版を作る工程が多く、その分納期も長くなってしまいます。
一方 UV印刷では原稿データを整列し、ゲージに当てはめて印刷データとして使うことができるので、
製版の工程が丸々不要になります。
乾燥時間も不要なのですぐ梱包することができ、即日出荷が可能です。
3, まとめ
いかがでしたか?
フジタでは現在、サイン印刷のほとんどをUV印刷で行っております。
シルクスクリーン印刷を行っていた頃より格段に作業効率が上がり、
お客様に喜んでいただける短納期が実現しました。
まだまだUV印刷の認知度はシルク印刷に比べて高くないと聞きますが、
屋内ではシルク印刷と同等にご使用していただける印刷方法ですので、
フジタではこれからもUV印刷をご提案し続けていきたいと思います。
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